上記で述べた、請求書、領収書、見積書など、「今は仕事が忙しいから、時間ができたらまとめ処理しよう」と思い、とりあえず、これらの書類を書棚に保管してほったらかしにしていませんでしょうか?
そのうち、書類の存在自体をわすれてしまい、決算間際になって慌てて処理するといったことはよく耳にします。
確かに後で処理しても良い資料もありますが、できれば、これらの書類の束を効率的に処理する必要があります。そのためのとっておきの経理の秘策がありますので、簡単にお教えいたします。
■ 書類を受け取ったらまずは分別
経理の秘策の一つが分別です。書類の一つ一つをA,B,Cの3ランクに分類するのです。
・ Aランクの書類とは、大切な書類で、確実に経理処理すべきもの。
・ Bランクの書類は、暫く保管しておいて、必要に応じて処理するもの。
・ Cランクの書類は、処理する必要のないもの。(廃棄してよいもの)
この3つのランクづけにより、書類を分別してAとBのみ分けて保管し、Cランクの書類は、即ゴミ箱へ廃棄しましょう。これによって、瞬時に書類の分類(カテゴリー化)できて、経理処理の対象が明確になります。
■ 領収書は時系列に見やすくファイリング
経理につきものの書類が領収書です。一般的に領収書は、スクラップブックに日付順に張っていきますが、ポイントはページの下から順に日付、金額、発行者がすぐに見えるように張っていくことです。これにより、後で検索するときもスピーディーに対処することができます。
上記の書類の整理ができれば、いざ記帳の開始です。記帳を行うには、最低限の簿記の知識が必要になります。ただ、最近の経理ソフトでは、簿記の知識がそれほどなくても、簡単に入力できるフォームを標準装備しているものもありますので、まずはこれらの経理ソフトの簡単入力機能を使って記帳してみましょう。
帳簿の種類には、現金出納帳、得意先元帳、仕入先元帳、といった補助簿、仕訳帳、総勘定元帳、試算表などがありますが、経理ソフトを使用すれば、1回の入力でこれらの帳簿を自動作成してくれる機能もあります。紙ベースで帳簿を作成するより断然素早くできるので、経理にはやはり経理ソフトを使うのが良いでしょう。
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