福岡で記帳代行・給与計算から決算・申告まで経理業務をサポートしています。

記帳には何が必要か？

簿記の初学者の方が最初から正確で完全な会計帳簿をつくるということは、必要以上に時間がかかる作業で難儀の作業であると考えられます。というのは、経理作業で会計帳簿をつくるためには、経理、会計知識、技術や会計以外の様々な知識などを必要とするからです。これらの知識や技術が未完全のまま、経理業務を本格的にはじめるのは、余計な労力を費やすばかりか、後で二度手間になってしまう可能性もあるので注意が必要です。

したがって、一般的には会計帳簿をつくるのは難しい、または時間がかかり煩雑であるというイメージを抱かれる方が多いのではないかと思われます。そうしたイメージが世間一般の方が経理離れを加速させることになってしまうのかもしれません。ここ福岡でも経理事務の仕事はたくさん募集されていますが、なかなか人材が集まらないといった声も聞き及びます。

ただ、記帳をはじめるにあたり、会計知識や記帳能力は無視して、すぐにでも完全な会計帳簿をつくろうとは思わず、徐々に正確な経理知識や会計知識を身に着けつつ、最終的に会計帳簿ができれば良いという考え方でも良いかと思います。まずは、基礎的な知識をみにつけて、やりやすいところから記帳できるように考えると苦労が少なくて済むかもしれません｡
最終的に、会計帳簿を一人で作成できることを目標に日々の努力をしていけば良いのです。



会計の基礎としてはじめに押さえておくポイントとしては、モノやサービスの流れとお金の流れは１：１で１セットとして考えるということです。たとえば、福岡名産の明太子を購入する時には、ものと交換に代金であるお金を支払います。この明太子とお金を１セットで経理を考えていくというのがここで言いたいことになります。

記帳では、もの、サービスの流れを帳簿に記録すると同時に、その反対方向の流れとしてお金の動きも記録することを忘れてはいけません。

記帳に必要なステップ

そして、会社の記帳を行うにあたり、まず、はじめに行う業務としては、記録書類の保存です。記録書類とは、領収書、レシート、請求書、通帳などの資料のことです。これらの最初に発生する原始記録から帳簿を複製しますので、この記録書類を適切に保存しておくことは、経理の第一歩目の作業であり、大変重要な作業です。したがって、記録書類を紛失しない、わかりやすいように秩序立てて整理整頓することがポイントとなります。

その会社のお金の動きと、商品・製品・サービスの取引の動きをしっかりと把握することが重要です。事業所ごとに、お金の動きや場所ごとに帳簿を記帳することもあるからです。
このはじめの作業を、帳簿組織を設計すると言うことがあります。会社組織に応じた帳簿組織、経理体制を構築することは肝心なことです。

帳簿には、各種の資金で分類して、資金の種類ごとに記帳することもあります。
例えば、現金としては、現金帳を作成することがあります。さらに現金には、次の種類に分類して管理することが必要な場合もあります。たとえば、保有現金として金庫などで保管されているもの、レジ現金で、毎月の売上として入金しされるもの、小口現金

記帳のために銀行口座の整理も

　つぎに、銀行帳として、次の預金口座で分類します。たとえば、当座預金、普通預金、定期預金です。そして手形帳として、他人の振り出した手形を受取、取り立て、割引、裏書などの分類で管理することもあります。上記の銀行口座では、当座預金出納帳などを作成して管理することもあります。そして、経理で利用する管理資料の例としてはその他、売上を管理する売上帳、仕入れ管理の仕入帳、得意先元帳、経費帳なども作成することもあります。

参考ページ

●　経理代行プロサポート福岡のサービスについて

●　財務会計の基礎知識

●　会計ソフトの選定について